チーフからのお便り
先月のお便りから、驚きです!!
6 月 9 日に梅雨入りと発表され、なんと 6 月 27 日に梅雨明けが発表されました! これは 1951 年の統計開始以降、最も早い梅雨明けだそうです!!
傘とレインコートと長ぐつで、雨降りの日も楽しみたいとお伝えしたのも束の間・・・ こうなると、早くも本格的な夏到来!猛烈な暑さがやってくるようです・・・これからは熱中症 などに十分気をつけて、この暑い夏を乗り切るしかありません!!
ウェザーマップ社の検証実験から、大人に比べ、地面からの距離が近く照り返しの影響を受け やすい子どもたちの周りの気温は7°Cも高いそうです。 子どもは、体温調節機能が十分発達していないため、うまく汗をかけず、体内にこもった熱を効 果的に外に逃がすことができないので、アスファルトの照り返しは極めて危険です。どうか気を つけて、大人も子どもも元気でこの夏を乗り切りましょう!!
特定非営利活動b法人 やんちゃんこ
代表理事 濱田 英世
文化や芸術のモチーフとして使われている「雨」のお話
そろそろ雨の日が多くなってくる時期になりました。
先日、雨のとらえ方について「なるほど」と思ったお話を聞いたので、少し調べてみた内容も加えてご紹介します。
雨は文化や芸術のモチーフとして使われているというお話です。
“ノアの箱舟”のように、雨がもたらした洪水によって破壊性を象徴とする面と、箱舟に乗って新しく出発するという創造性を象徴する面とがあるというのです。
世界各地の土地の気候によって雨に対する考え方も様々で、イギリス・ドイツ・フランスなど西洋の温暖な地域では、雨を悲しいイメージとしてとらえることが多く童謡にも歌われているそうです。
反対に、雨が少ないアフリカや中東・中央アジアの乾燥地帯では、雨は喜ばしい、楽しいイメージとして歓迎されているとのこと。
このとらえ方の違いに「なるほど」と納得した瞬間でした。
神話や伝承などでも雨と神様の関係は深く、神の怒りで洪水や干ばつが起こったり、雷を武器とする神がいたりするそうです。そういえば日本でも、ヤマタノオロチを倒す時にスサノオが雲を司る神器を使う神話があったり、風神・雷神、水神・龍神など、雨と関わる神様はたくさんいます。農耕民族であるがゆえに、雨乞いの儀礼が行われることも天気が生活に密着したものだからだと言えます。
このように、雨は私たちの生活の中で季節を感じさせるものとして古来より感性を表現する象徴として描かれていることがわかりました。
雨を不快なものと感じるのも当たり前、でも少し見方を変えて雨が降り、それによって実りがもたらされるものと思えば、雨の日も楽しく、ありがたく感じられるかもしれません。
何より、子どもは雨の日が大好きです!!
傘とレインコート、そして長ぐつ。こんなに特別なアイテムはワクワクするに決まっています。そして、そのまま水たまりに入ってピチャピチャできるなんて、これほど楽しいことはありません。
そんな子どもの気持ちに戻って、これからの梅雨時期を楽しく乗り越えたいと思います!
特定非営利活動法人 やんちゃんこ
代表理事 濱田 英世
上の子がしっかりお兄ちゃん、お姉ちゃんになるために
5月この辺りでは、なかなか大きな鯉のぼりを見ることができませんが、子どもたちに「大空を泳ぐ鯉のぼりのように健やかに育ってほしい」という願いを込めて飾られます。
家の外に飾る鯉のぼりは「外飾り」。家の中に飾る鎧(よろい)や兜(かぶと)、武者人形などは「内飾り」と言われるそうです。
鯉のぼりの由来は中国から。伝説で「竜門という険しい瀧を登り切った鯉は竜になれる」と言われたことから、さまざまな困難を乗り越え、世の中に認められる「立身出世」の象徴とされたのです。 子どもたちにはまさしく鯉のぼりのように、のびのび大きく育っていってほしいです!
子どもの日に限らず、男の子も女の子も元気に成長してほしいと願うのは、誰しものことでありますが、最近よく“わいわいステーション”で出てくる話題は、上のお子さんと下のお子さんとのことについてです。
下に赤ちゃんが生まれると、何かしらの信号で“赤ちゃん返りらしき行動”が上のお子さんに出てきます。 いつもできていた事をしてほしくなる。例えば「食べさせて~」「服、着せて~」と。また急に、乱暴になる。今まで、できていたのに?という行動をしなくなったり、してしまったり。これらは、実は親を試している行動なのです。
「赤ちゃんばっかりではなく、僕のこと、私のことも、ちゃんと見てくれているの~?お世話にてくれるの~?」と訴えている訳です。
決して、上のお子さんを放っている訳ではないのですが、やはり新生児には手がかかりますよね。これも当たり前のことです。ですが、今まで一人占めできていたお父さん、お母さんが赤ちゃんの方に目がいくようになるということは大問題な訳です(笑)
それを理解してあげておくと、「え~?今までできてたでしょ!ちゃんとして!」や「どうして、そんなことするの?!お兄ちゃんでしょ!お姉ちゃんになったんでしょ!」 という言い方やイライラはなくなると思います。
少し子どもを客観敵に見て「あー、今甘えたいんだなー」とか「ん?やきもちやいてる?」と観察をして、その時には、しっかり赤ちゃん扱いしてあげてください!そうして関わってあげることで、自分にもちゃんと愛情がかけられていると確認できたら、安心して、しっかりお兄ちゃん、お姉ちゃんになってくれることでしょう。 子どもたちの思いは、意外と繊細でデリケートなものです。。。
特定非営利活動法人 やんちゃんこ
代表理事 濱田 英世
春を満喫しましょう!
3 月後半は、気温が不安定でした。4月に入り、ようやく暖かい春がやってきた!と言えるようになりました。
急に寒くなった日もあったせいか、桜の花もちょうどこれから見頃になってくることでしょう。 桜の花言葉は「精神の美」「優美な女性」また桜の種類別に花言葉があるそうです。
八重桜は「おしとやか」「豊かな教養」 枝垂桜(シダレザクラ)は「優美」
染井吉野(ソメイヨシノ)は「純潔」「優れた美人」 など、それぞれ違うそうです。 桜に関して調べてみると、楽しい情報がたくさん検索されます。
ソメイヨシノは単一の木の挿し木や接ぎ木で日本中に広がったこと。三色団子の意味。
桜の葉には毒がある? 昔はお花見は梅だった。 一度、桜の豆知識もぜひ調べてみてください!!
暖かくなると服装も薄く軽くなっていくので、子どもたちも動きやすくなります。夜に授乳をされている方にとっても、寒い夜から少し楽になってくることでしょう。子どもの動きが活発になってくると、お腹も減るので食も進んだり、疲れるのでよくお昼寝してくれたりするかもしれません。
また、お外遊びも出やすくなりますね。気分がいいこの季節に、ぜひお散歩や遊びに自然の中に繰り出してください。1日中、様々な音が聞こえている生活から脱出して、都会の雑音がない静かな中で過ごすことが、とても大切だと言われています。
私は、子どもたちには何もない所でいかに上手に遊べるか?を教えたいと思っています。何もない広場で遊ぶのは難しいです。何が必要か?
それは“知恵”であり、“今までの経験”と“コミュニケーション力”“協力”
さて・・・
何もない。考えてみてください。どうしましょう。皆さんなら何をして遊びますか? 賢い子どもたちは考えます。今までの経験を元に。どうしたら楽しく過ごせるか?
さぁ、誰かが提案します。“鬼ごっこしよう!” 話し合いが始まります。「何鬼?」
こおり鬼・色鬼? 協力し合い、話し合い、決定!! 賢く育てるというのは、こういうことができる子どもだと思っています。
このお話の元の元は「家族」という単位から始まります。このような子どもに育てるヒントや知恵をたくさんおうちで教えてあげましょう。
遊具がなくても遊べる方法を、お父さん・お母さんがいっぱい教えてあげてください。
石けり OK 虫・花・葉っぱ探し OK 走りっこ OK 色探し OK ほかには?・・・
みんなで、ゆっくり・ゆったり・のんびり・・・ どうか春を満喫してください!!
特定非営利活動法人 やんちゃんこ
代表理事 濱田 英世
今でもなるほどと思える「三寒四温」「寒さ暑さも彼岸まで」
とっても寒い日が続くと思えば、もう4月並みの気温の日が続いたり・・・
「三寒四温」とはよく言ったものです。
この言葉は、もともと中国北東部や朝鮮半島北部で起こる冬季の気候現象で使われていたものだそうで、気候の違う日本では、寒暖の変化がはっきりとあらわれる早春に、寒い日が続いたかと思うと温かくなりというのを繰り返し、冬から春へと季節が変わっていくニュアンスで使われることが多くなったようです。
また「寒さ暑さも彼岸まで」という言葉があります。
これは、夏の暑さも冬の寒さも、彼岸を境にして穏やかになり過ごしやすくなるという意味で、彼岸とは春分と秋分の頃を言います。
ですから、「春分の日を過ぎれば寒さも和らぎ、秋分の日を過ぎれば暑さも落ち着いてくるだろう」という意味になります。
昔からのこのようによく言ったものです。また、今でもなるほどと思えることがすごいと思います。どうか気候の変わり目、体調の変化には十分お気をつけください。
さて、今月は「やんちゃんこ劇団」の公演が22日(土)23日(日)にあります。
8歳から82歳までの老若男女が集まり、ピッコロシアターの劇団員さんから指導を受けて、演じます。
今の時代、いろいろな世代の人たちが一緒に会うことがなかなかないので、とても貴重な体験だと保護者の方々は言われます。
子育てしていく中でも、ぜひ多くの方々と話し、ふれ合う機会を大人も子どもも持ってほしいと思います。いろいろな考え方や見方を知ることで、たくさんの学びを得るからです。
やんちゃんこ劇団も、そうして成長している真っ最中です。お時間があれば、ぜひお越しください! お待ちしております!
特定非営利活動法人 やんちゃんこ
代表理事 濱田 英世
2月は厄を払い、3月は無病息災を祈り、春を迎える行事へ
1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と言われるように、3月まではあっという間に過ぎていくのが毎年のイメージです。昔の人はよく言ったものだなぁと感心します。
お正月をゆっくり過ごし、今年も一年良い年でありますようにとお願いをしてスタートしたのも束の間。
2月に入るとすぐに節分がやってきて、鬼の登場。12月のサンタさんはやさしくてプレゼントを持って来てくれる人だったけど、1か月後には、怖い怖い鬼さんに、いい子になります!と誓わされます(笑)
今年は2月2日が節分のため、立春は2月3日となります。
そして、さっそく立春には、お雛様を飾ります。
2月に悪い厄を払い、3月には無病息災を祈り、春を迎える行事と続く訳です。そうすると、やはりこの3か月は早や過ぎていくということですね。
こうして子どもや家族の健康を願うことを形として伝えていくことは大層なことのようだけど、やはり大切なことだと思います。ご先祖様に見守られている、そんなことも感じられる機会になればよいのではないでしょうか・・・
先日、テレビで子どもたちの握力が低下していいるという番組を見ました。小学校で使う鉛筆がほとんど“2B”だというのです。低学年だけならわかるのですが高学年になっても2Bが主流になってきているとのこと。
私たちの頃は“HB”だったのですが。
そして、その理由が・・・携帯、タブレットなのだそうです。タッチやスライドをするだけで画面も変わる、文字も書ける。
黒板の文字を一生懸命ノートに写すこと、色鉛筆で絵やグラフを描いたりする場面が少なくなってきていることが原因だということでした。
筆圧が弱いことに、もう一つハイハイをする動作などが少なくなったことも影響もしていると言われていました。
手のひらで支える力が弱くなってきている、指先を使った遊びをしなくなってきたということです。
開く・つかむ・ひねる・ひっぱる・支える・押す・はじく・・・指先の力を上手く調節する学びは今から始まっています。
便利なことが増えた分、人間の能力が退化していくことを、とても心配します。
皆さん、やっぱり五感をいっぱい使って何でも挑戦する“やんちゃなやんちゃんこ”を育てましょう!!よね。
2025年も良い一年でありますように
数年前、わいわいステーションに来られていたお母さんがコロナの影響で、昨年に引き続き今年も“リモート帰省”なのです・・・と言われていたことをふと思い出しました。
遠い実家に帰りたくても帰れないという状況がありました。そう思えば、ようやくそのような心配も無くなり、ゆっくりと帰省された方も増えたことでしょう。
あのコロナ時代があったことから、リモートによる在宅勤務や学校でのタブレット学習も進みました。
ただ、人と人のコミュニケーションの場が少なくなったことも確かです。遠隔で便利なこともあるでしょうが、やはり顔を見て、その場の空気を感じて話をすることがどんなに大切なことであったかということも忘れてはならないことだと思います。
直接、会わないことがラクになり、メールでのやり取りの方が気を使わなくて良いと感じることはあるでしょう。相談するのは面倒だし、子どもが泣いたら動画を見せておけば簡単だと思うこともあるでしょう。
でも本当にそれで良いのか? それで人間関係が成り立っていくのか? それで子どもの能力は身についていくのか?
その答えも、もうしっかりわかっておられるはずです。
どうか、我が子が大人になっていく姿を思い描いてください。どんな大人になってほしいのか? 人に好かれ、頼られ、根性があって、頑張れる人に育てるには、どのような環境を与えてあげるのが最善なのかを、親として今一度、考えてみてください。
“みんながしている”ではなく“うちはどうするか”の答えを持ってください。
そうすれば!きっと今年も素敵な成長を感じられる一年になるはずです!!
「2025年も良い一年でありますように」
お正月にまつわる「季節の豆知識」
暖かい12月を迎えました。とはいえ朝晩は気温が下がり、気温の変化に衣服の調整が難しいですね。冬本番に向かう時期、年末年始を健康に過ごされますように・・・
さて、今月はお正月にまつわる「季節の豆知識」を! なかなか、良き日本の伝統を伝えられる機会が少なくなりました。
子どもたちの“なぜ?なに?”に伝えていくこと、一緒に考えること、調べてみることが、思考力や想像力を高め、知識を増やしていく力になっていくのです。
“そんなん、知らんわ!”ではなく、“これは昔からね・・・”と教えてあげると“すご~い!”と言われ、“一緒に調べてみようか?”と誘うと“やってみる!”の意欲がワクワクするのです。
12月は盛りだくさんです。 少ししかご紹介できませんが、これをきっかけにお父さん、お母さん方も“知ってる!知ってる!”や“へぇ~そういうことだったのか”をたくさん感じてみてください!
そして・・・どうか良いお年をお迎えください・・・
・12月13日 「正月事始め」
元旦に”年神様(としがみさま)“という神様を迎え入れ、たくさんの幸福とご利益を授けてもらうために1年間にたまったほこりを払い、大掃除をします。この日に江戸城で行っていた「すす払い」に由来してこの日からを言うようです。
・12月28日までを目安に 「しめ縄・しめ飾り」
大掃除が終わり、年神様を迎える準備が整ったら飾ります。これらを結界として施すことで、その内側が清らかな場所となり、魔除けにもなります。31日は一夜飾りとなるので避けましょう。
・12月31日 大晦日 「年越しそば」
細く長く長寿であるよう願い、大晦日に食べます。薬味のネギは疲れをねぎらう意の「労ぐ(ねぐ)」祈るという意の「祈ぐ(ねぐ)」神職の「祢宜(ねぎ)」という言葉にかけているそうです。
・12月31日~1月1日 「除夜の鐘」
年神様を寝ずに待ち108つあるという人間の煩悩を祓い、清めるために打ちます。
・1月1日 「おせち」
年神様に供えるための供物料理。かまどの神様を休めるため作り置きできるものが中心で、家族の繁栄を願う縁起物(海老=長寿・数の子=子孫繁栄・ぶり=出世・れんこん=見通しが良い・ 等)を重ねるために重箱に入れます。
・1月1日 「お年玉」
新年の力(年魂)の象徴である年神様の魂が宿った餅玉を家長が家族に分け与えたのが始まりです。
何か意味が込められているお話ばかりです。ぜひ、もっと調べてみてください!!
(特定非営利活動法人 やんちゃんこ代表理事 濱田 英世)
雨でも開催されるイベントのお知らせ!
雨でも開催されるイベントのお知らせをひとつ!
オレンジリボン運動は、子ども虐待のない社会を目指す活動のことです。
子育てしていく中で、悩んでいることや困っていることを一人で抱え込まないで、いろいろな人に聞いてもらったり、教えてもらったりしましょうと呼びかけています。
テーマのように「出会って、みんなで楽しく子育てしていけるように笑って、そしてつながっていきましょう!」という思いでフェスタを開催します。
いつも、皆さんとスタッフがつながっていて、専門家の先生にアドバイスもらって、季節の行事を親子で楽しんでいる!わいわいステーションと同じです!!
カプラの積み木があったり、ゲームやリトミックで遊んだり、ドローン体験やスケボー体験、そしてドクターカーもやってきます。ぜひ、遊びに来てください!!
(特定非営利活動法人 やんちゃんこ 代表理事 濱田 英世)