知ってほしいワクチンのお話
【その11】日本脳炎、結核
2023年01月30日
一番寒い時期がやってきました。春が待ち遠しいですね。
今回は日本脳炎ワクチンとＢＣＧワクチンをご紹介します。日本脳炎は生後６か月から接種可能ですが、３歳になったら接種します。基礎免疫分３回、９～１２歳で４回目を接種します。日本脳炎は蚊が媒介する病気で、春から秋に流行し、人から人へはうつりません。ワクチンのおかげで発症する子供はわずかですが、発症すれば治療方法はありません。流行には地域差があります。現在、2007年4月1日まで生まれの２０歳未満の方で、未接種の場合、公費負担で接種できる措置があります。
ＢＣＧワクチンは結核を予防するワクチンです。家族内に結核患者がいなければほぼ発症することはありませんが、日本では結核を発症する人も少なくないため、ワクチンの法定接種対象となっています。生後５～８か月が接種推奨時期で、１歳になるまで無料です。
（薬剤師 中野 洋子）
（薬剤師 中野 洋子）
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