くすりの話
6回目 【錠剤~チュアブル】
2019年09月10日
大人の飲む薬は、錠剤が多いですね。持ち運びも便利で、飲みやすいと感じる人が多いでしょう。子供が飲む薬は、用量の調節が必要なため粉薬や水薬が多く、こぼしてしまったり、飲み残してしまったり、持ち運びも不便です。チュアブルは、錠剤がのみこめなくても、口の中でかみ砕いて飲みこむことができるおいしい錠剤です。これなら、決められた量のお薬を飲むことができます。薬局では解熱鎮痛薬や咳止め、酔い止めで子供も飲めるチュアブルを販売しています。薬局で売っている小児用の解熱鎮痛薬は病院でもらう薬と同成分のアセトアミノフェンです。病院でもらう薬でもチュアブル錠を出している製品もあります。ビオフェルミンなどの整腸剤はチュアブルではありませんが、かみ砕いて内服しても問題ありません。(薬剤師 中野洋子)
例 解熱鎮痛薬『小児用バファリンチュアブル』 3歳以上 オレンジ味
咳止め『せきどめチュアブル』 5歳以上 ラムネ味
酔い止め『センパアプチベリー』 3歳以上 イチゴ味
酔い止め『トラベルミンチュロップ』 5歳以上 ぶどう味