子どもの発達障害(凸凹)について
暑い暑い日がいよいよ本格的に始まりました!毎日、テレビでも流れていますように、どうか熱中症など、夏の病気にはくれぐれもお気をつけください。
アスファルトの熱気も大変暑く、子どもたちはベビーカーに乗っていても、大人の背の高さよりも低く下からの熱気を浴びることになります。暑さ対策のグッズをうまく利用してみても良いかもしれませんね。
また、この季節には三大夏風邪と言われる「手足口病」「プール熱」「ヘルパンギーナ」などがはやる時期でもあります。基本となる手洗い・うがいは冬の風邪対策だけでなく、夏の感染症の予防にも一番大切なことだそうです。大人も子どもも「手洗い・うがい」
をして、この夏も元気で乗り切りましょう!
さて、今回は「子どもの発達障害」についてお話しようと思います。
最近はよくこの言葉を聞くようになりました。尼崎総合医療センターの石原先生は「決して病気ではありません。発達の凸凹なだけです。」と言われます。
私たちは誰でも何かしらこだわりを持っていて、例えば本棚の本が倒れていても少しも気にならない人と、きちんと並んでいないととっても気になる人と、それだって各々のこだわりの一つと言える訳です。そのこだわり凸凹がとてもある人が発達障害を持っていると言われるだけなのです。
でもお母さん方は、みんなと同じことができないと、とても不安になります。じっと座っていないと悪い子どものように思ってしまいます。静かにしていて言われたことをきちんんとできる子どもが良い子だと思っています。
絵本「ぐりとぐら」の作者、中川李枝子さんはこう言われます。
子どもへの最高の褒め言葉は、「子どもらしい子ね」ではないでしょうか。
「よい子」でも「賢い子」でも「聞き分けのいい子」でもない、「子どもらしい子ども。」
では、「子どもらしい子ども」とは、どんな子どもなのでしょう。
(中略)
子どもらしい子どもは。ひとりひとり個性がはっきりしていて、自分丸出しで
堂々と毎日をいきています。
それで大人から見ると、世間の予想をはみ出す問題児かもしれません。
だからこそ、かわいいのです。
「子どもはみんな問題児」より
発達に少し困ったことがある子どもたちも、みんな毎日自分丸出しで堂々と生きています。子どもの心に寄り添っていきたいものです! でも、もしも気になることがあれば声をかけてください。どんなことも一人で抱え込まないで!やんちゃんこでは、発達凸凹の子どもたちの支援場所「にじいろ」もありますから!いつも、ずっと、子どもたちの応援をしていますから。
(特定非営利活動法人 やんちゃんこ 代表理事 濱田 英世)