山の匂い、緑の匂いを感じる秋!親子で楽しい時間と空間を!
ようやく秋らしくなってきましたが、昨年よりは金木犀の花の香も2週間ほど遅かったので、紅葉の見頃も今月末になりそうです。
過ごしやすい時期は短いかもしれませんが、ぜひお天気が良ければ山遊びに出かけてみてください!
今の時代、私たちは、いろいろな「音」に囲まれています。一歩、外に出ると自動車の音、飛行機の音、スーパーやコンビニに入るとずっと音楽が流れています。実は気になっていないくらい、そのような環境に慣れきっているという現状があります。
だからこそ、山や野原のような所に出かけることが良いのです!???
モンテッソーリ教育というものがあります。モンテッソーリは20世紀初頭のイタリア、ローマの医師で、その教育理論は子どもの発達モデルに基づいたものでした。
その教育の中に「集中現象」というものがあります。子どもは、静かで落ち着いた空間があるからこそ、そこで思う存分自分のやりたいことができるようになるというものです。
そういえば、子どもたちが何か自分で楽しいことを見つけてしている時は、とても集中していますよね。集中することで、自然とその空間を楽しみ作り上げているのだそうです。
だからこそ、ぜひ山へという理由がわかっていただけたでしょうか。自然の中にいると、風の音が聞こえます。葉が揺れる音が聞こえます。鳥のさえずりが聞こえることもあります。まさしく静かな落ち着いた空間です。
毎日「音」の中にいる子どもたちには、何の音も雑音もない場所で心も体も落ち着かせてあげる時間が大切なのです。
花も見つけるでしょう。今なら、どんぐりも見つけるかもしれません。山道はアスファルト舗装の道より歩きやすく疲れません。
山の匂い、緑の匂いを感じ、まさしく五感を使っての遊びをさせてあげることができます。
最近、ブランコやすべり台のような遊具がないと遊べない子どもが増えています。そのような遊具がなくても、自然のものを使って遊ぶことが「アクティブラーニング」と言われるものです。自分で考えて、創造して、作ったり、遊んだりできる経験をたくさんさせてあげることが学力のもととなります。
石ころを並べるのも楽しいです。大きさ、形、色、手触り・・・
花や葉っぱを見つけるのも大好きです。色、匂い、葉っぱでこちょこちょ・・・
体もいっぱい動かします。走ったり、登ったり、しゃがんだり・・・
遊具より広がる遊び!子どもが創り出す遊び! 親子で楽しい時間と空間をぜひ!!
(特定非営利活動法人 やんちゃんこ 代表理事 濱田 英世)