五感を使った体験を!
不安定なお天気が続いて、大雨などによる被害を受けられた地域の方々には、心からお見舞い申し上げます。昨年はこの辺りも三日ほど停電となったことがありました。まさかということが、いつ起こるやもしれません。最低限の“まさかの用意”はやはりしておいて無駄ではないと思います。
8月に実習に来てくれていた園田学園女子大学の看護学科の学生さんが、いざという時の「ママポーチ」を紹介していました。ポーチにいれるものはネットでも最近いろいろ出ていますが、学生さんは本当に最低限の必需品(マスク・常備薬・バンドエイド・ウエットティッシュ・おやつ・ミニ懐中電灯・充電器・スーパーの袋・生理用ナプキン・ホッカイロなど)をいつもの大きなバッグではなく、ポーチにまとめて持っていてくださいというお話でした。
この頃は電信柱に災害時に避難する小学校の案内が貼ってあるのはお気づきでしょうか?津波の時・大火災の時など避難の場所は市内にたくさんありますが、小学校はどのような災害にも対応する場所です。この機会にぜひ近くの学校の場所、行き方などしっかり把握しておきましょう。(家からの行き方だけでなく、最寄の駅からは?とかよく行くスーパーからは?とかもチェックしておくといいと思います。)
さて、これから過ごしやすい季節になると、ぜひお外へお出かけしてみましょう。自然に触れることほど、楽しいことはありません。
身体全てを使って、感覚を鍛えるには外遊びが一番です。風を感じて、髪の毛が流れる、葉っぱが飛んで行く、風の音を聞く。大人は何も感じないことでも、子どもたちは全身でこのようなことを経験することで、五感を養っていくのです。
石ころ一つでもたくさん遊べますよね。一つ、つまむことも指先の作業。転がしてみる、投げてみる、並べてみる、色、形、触った感触。これらを感じるが大きな学習につながっていくのです。プラスティックの玩具では味わうことができません。
自分で感じて、遊び方工夫して、考えて、やってみて、見つける。このような学び方を「アクティブラーニング」と言います。学校では今、こうした学習に重点を置いています。これからは知識先行ではなく、どれだけ自分でアクションしていくかということが大切にされていきます。
今から20年後には、さてどのような仕事がなくなっているでしょう?とよく問題にされています。自動車の自動運転が開発されているのもその一つです。電車の運転手さんもいなくなる?スーパーのレジも無人化になってきていますよね。そのような未来にきちんと自分で主張して仕事していけるための教育が必要とされてきているのです。
だからやっぱり「やんちゃなノリのいい子ども」を育てていきたいものです!
ぜひ、五感を使った体験をたくさんさせてあげてください!!
(特定非営利活動法人 やんちゃんこ 代表理事 濱田 英世)