【25回目】授乳中の薬はどうしたらいい?
体調が悪くても、頭が痛くても、花粉症がつらくても、授乳中は薬を控えるべき、との考えはまだまだ根強く残っています。今回は授乳時の薬物療法について取り上げます。
授乳中にママが薬物療法を躊躇してしまう理由、それは、自分が内服したり、使ったりした薬が、赤ちゃんが飲んでしまうのではないか、その結果、悪い影響を与えるのではないか、という不安です。母乳は血液からつくられ、飲んだお薬も母乳中に分泌されますが、多くの薬では母乳中に含まれる量はとても少ない量になります。さらに、お薬が含まれる母乳をのんでも、赤ちゃんの血液に届くまでにはお薬の量はどんどん少なくなり、赤ちゃん自身にお薬の影響が出る可能性はとても低いのです。月齢が大きくなり、離乳食がすすんだり、ミルクとの混合栄養によって母乳を飲む量が減ると、お薬の影響はさらに低下します。
薬物療法を理由に授乳を中止した場合、母乳分泌が低下し、母乳育児の再開が困難になることもあります。簡単に母乳育児をあきらめず、本当に中止する必要があるのか、医師や薬剤師に納得できるまで確認することが大切です。わいわいステーションでは、月に1回お薬相談を行っていますので、お気軽にご相談くださいね。
参考文献:国立成育医療研究センター 授乳と薬について知りたい方へ
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/
薬剤師 中野洋子
以前、ワクチンを接種したあとに、広い範囲に広がる痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動など多様な症状が現れるとの報道がありましたが、様々な調査研究によって、ワクチン接種との因果関係があるとは言えないと報告されています。この時、ワクチン接種を控えた1997~2008年度生まれの女性に、現在、公費負担によるキャッチアップ接種が行われています。昨夏頃に流通が不安定になったことから、2025年3月31日までに1回でも接種していれば、2025年度中の接種が公費負担になるよう延長されています。もし対象者なのに接種していないのであれば、子宮頸がんを予防できるワクチンの接種を早急にご検討ください。通常は小6~高1での接種となります。実費にはなりますが、男性の接種も世界的には勧められています。
8歳から82歳までの老若男女が集まり、ピッコロシアターの劇団員さんから指導を受けて、演じます。