2月は厄を払い、3月は無病息災を祈り、春を迎える行事へ

 1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と言われるように、3月まではあっという間に過ぎていくのが毎年のイメージです。昔の人はよく言ったものだなぁと感心します。

 お正月をゆっくり過ごし、今年も一年良い年でありますようにとお願いをしてスタートしたのも束の間。
 2月に入るとすぐに節分がやってきて、鬼の登場。12月のサンタさんはやさしくてプレゼントを持って来てくれる人だったけど、1か月後には、怖い怖い鬼さんに、いい子になります!と誓わされます(笑)
 今年は2月2日が節分のため、立春は2月3日となります。
 そして、さっそく立春には、お雛様を飾ります。

 2月に悪い厄を払い、3月には無病息災を祈り、春を迎える行事と続く訳です。そうすると、やはりこの3か月は早や過ぎていくということですね。
こうして子どもや家族の健康を願うことを形として伝えていくことは大層なことのようだけど、やはり大切なことだと思います。ご先祖様に見守られている、そんなことも感じられる機会になればよいのではないでしょうか・・・

 先日、テレビで子どもたちの握力が低下していいるという番組を見ました。小学校で使う鉛筆がほとんど“2B”だというのです。低学年だけならわかるのですが高学年になっても2Bが主流になってきているとのこと。
 私たちの頃は“HB”だったのですが。
 そして、その理由が・・・携帯、タブレットなのだそうです。タッチやスライドをするだけで画面も変わる、文字も書ける。
 黒板の文字を一生懸命ノートに写すこと、色鉛筆で絵やグラフを描いたりする場面が少なくなってきていることが原因だということでした。
 筆圧が弱いことに、もう一つハイハイをする動作などが少なくなったことも影響もしていると言われていました。

 手のひらで支える力が弱くなってきている、指先を使った遊びをしなくなってきたということです。
 開く・つかむ・ひねる・ひっぱる・支える・押す・はじく・・・指先の力を上手く調節する学びは今から始まっています。
 便利なことが増えた分、人間の能力が退化していくことを、とても心配します。

 皆さん、やっぱり五感をいっぱい使って何でも挑戦する“やんちゃなやんちゃんこ”を育てましょう!!よね。