【28回目】お薬をもっと飲みたい!誤飲事故防止

お薬を飲ませたい時に飲んでくれると、保護者としてはとてもありがた いことです。なかなか薬を飲んでくれない場合、無理やり口をこじ開け て飲ませようか、何に混ぜたら飲んでくれるだろうかと思案しなければ いけません。お薬は少ない量では効果が得られず、多い量では副作用が 発現する可能性があるため、決められた量のお薬を決められたタイミン
グで内服することが大切です。 また、保護者が内服している薬にも興味を示し、口にいれてしまう誤飲事故が後を絶ちません。子どもの 年齢に応じた対策を行い、誤飲事故を予防しましょう。

生後6か月~1歳半 身近にあるものを手に取り何でも口に運ぶ
1~2歳頃 周囲への興味や関心が高まり人の模倣する
2歳頃以降 興味を持ったモノに対して、道具を使うなどして好んで手に取る

お薬を飲むときには、お薬は一人で飲まないこと、お薬にはつらい症 状をやわらげるためにのんでいる ことを説明しながら、服薬しましょう。

薬剤師 中野洋子