【23回目】新型コロナウイルス感染症治療薬
様々な呼吸器感染症が流行しています。食事前、顔や目、鼻を触る前には、必ず手洗いを行いましょう。そして、栄養バランスのとれた食事、気持ちの良い睡眠がとれるように、規則正しい生活を心がけましょう。
十分に気を付けていても、どこからか感染して、発症してしまうのも感染症です。その時は、解熱鎮痛剤、鎮咳薬、去痰薬などの対症療法を行いながら、水分をとり、暖かくして安静に過ごす事を優先しましょう。
新型コロナウイルス感染症には治療薬があり、診断された際には処方されることもあるでしょう。しかし、妊娠中に服薬した場合、奇形など胎児に影響を及ぼす可能性があります。妊娠あるいは妊娠の可能性があり、重症化リスクが高くない場合は、対症療法での加療をおすすめします。ぜんそくなどの呼吸器疾患、糖尿病、リウマチなどの免疫疾患など持病がある方は、新型コロナウイルス感染症治療薬を使って、重症化を防ぎ、早期回復できるように努めましょう。その際は、以下の期間を守って、胎児に影響を及ぼさないようにしておくと、安心ですね。
注意点 妊娠あるいは妊娠の可能性がある場合は服薬しない
ゾゴーバ錠は最終服薬後2週間は開けること(この間は避妊する)
ラゲブリオカプセル最終服薬後4日間は開けること(この間は避妊する)
薬剤師 中野洋子