2月 2025
2月は厄を払い、3月は無病息災を祈り、春を迎える行事へ
1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と言われるように、3月まではあっという間に過ぎていくのが毎年のイメージです。昔の人はよく言ったものだなぁと感心します。
お正月をゆっくり過ごし、今年も一年良い年でありますようにとお願いをしてスタートしたのも束の間。
2月に入るとすぐに節分がやってきて、鬼の登場。12月のサンタさんはやさしくてプレゼントを持って来てくれる人だったけど、1か月後には、怖い怖い鬼さんに、いい子になります!と誓わされます(笑)
今年は2月2日が節分のため、立春は2月3日となります。
そして、さっそく立春には、お雛様を飾ります。
2月に悪い厄を払い、3月には無病息災を祈り、春を迎える行事と続く訳です。そうすると、やはりこの3か月は早や過ぎていくということですね。
こうして子どもや家族の健康を願うことを形として伝えていくことは大層なことのようだけど、やはり大切なことだと思います。ご先祖様に見守られている、そんなことも感じられる機会になればよいのではないでしょうか・・・
先日、テレビで子どもたちの握力が低下していいるという番組を見ました。小学校で使う鉛筆がほとんど“2B”だというのです。低学年だけならわかるのですが高学年になっても2Bが主流になってきているとのこと。
私たちの頃は“HB”だったのですが。
そして、その理由が・・・携帯、タブレットなのだそうです。タッチやスライドをするだけで画面も変わる、文字も書ける。
黒板の文字を一生懸命ノートに写すこと、色鉛筆で絵やグラフを描いたりする場面が少なくなってきていることが原因だということでした。
筆圧が弱いことに、もう一つハイハイをする動作などが少なくなったことも影響もしていると言われていました。
手のひらで支える力が弱くなってきている、指先を使った遊びをしなくなってきたということです。
開く・つかむ・ひねる・ひっぱる・支える・押す・はじく・・・指先の力を上手く調節する学びは今から始まっています。
便利なことが増えた分、人間の能力が退化していくことを、とても心配します。
皆さん、やっぱり五感をいっぱい使って何でも挑戦する“やんちゃなやんちゃんこ”を育てましょう!!よね。
【23回目】新型コロナウイルス感染症治療薬
様々な呼吸器感染症が流行しています。食事前、顔や目、鼻を触る前には、必ず手洗いを行いましょう。そして、栄養バランスのとれた食事、気持ちの良い睡眠がとれるように、規則正しい生活を心がけましょう。
十分に気を付けていても、どこからか感染して、発症してしまうのも感染症です。その時は、解熱鎮痛剤、鎮咳薬、去痰薬などの対症療法を行いながら、水分をとり、暖かくして安静に過ごす事を優先しましょう。
新型コロナウイルス感染症には治療薬があり、診断された際には処方されることもあるでしょう。しかし、妊娠中に服薬した場合、奇形など胎児に影響を及ぼす可能性があります。妊娠あるいは妊娠の可能性があり、重症化リスクが高くない場合は、対症療法での加療をおすすめします。ぜんそくなどの呼吸器疾患、糖尿病、リウマチなどの免疫疾患など持病がある方は、新型コロナウイルス感染症治療薬を使って、重症化を防ぎ、早期回復できるように努めましょう。その際は、以下の期間を守って、胎児に影響を及ぼさないようにしておくと、安心ですね。
注意点 妊娠あるいは妊娠の可能性がある場合は服薬しない
ゾゴーバ錠は最終服薬後2週間は開けること(この間は避妊する)
ラゲブリオカプセル最終服薬後4日間は開けること(この間は避妊する)
薬剤師 中野洋子