9月 2024
敬老の日、秋分の日、お月見の豆知識
9月は、敬老の日や秋分の日。お月見といった行事も知ってはいるものの、どうして?と聞かれると、なかなか説明しづらいです。豆知識。ぜひ子どもたちにお話ください。
《敬老の日》
敬老の日の起源は正確にはわかっていないそうですが、言い伝えとしていくつかの説があります。現在の敬老の日の由来は、 1947年兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)の村長が提唱した「としよりの日」が始まりとされています。
当時、村では「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という主旨のもと、 1947年から農閑期に当り気候も良い 9月中旬の 15日を「としよりの日」と定め、敬老会を開くようになりました。
これが 1950年からは兵庫県全体で行われるようになり、 1954年には国民の祝日として制定され、全国で祝うようになりました。しかし「としより」という呼び方はどうにかならないか、ということで各方面から異議が起こり「老人の日」になり 1966年に「敬老の日」と改められました。
すごいですよね。兵庫県が発祥の地だったのです!これは、ぜひ覚えておきたい!
《秋分の日》
1948年「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」ために制定されました。
天文学上では、秋分の日、昼と夜の時間がほぼ同じになる頃で、お彼岸の中日にあたります。
「彼岸」とは仏教用語で、向こう岸のこと。つまり、あの世です。対するこの世は「此岸」といい、あの世とこの世が最もつながりやすくなるというこの時期に、ご先祖様の供養を行う日本独自の風習が根づいたそうです。
《お月見》
十五夜の日に、団子を供える習慣が定着したのは江戸時代から。十五夜が穀物(お米)の収穫時期に重なっていたため、お米の粉で月に見立てて作った団子を供え、お米が無事に収穫できたことに感謝し、次の年の豊作を祈願したそうです。
「暑さ寒さも彼岸まで」 9月も元気に!楽しみましょう!!
( 特定非営利活動法人 やんちゃんこ 代表理事 濱田 英世)
【18回目】よだれかぶれはどうしたらいい?
質問:ほほや口の周りが赤くなります。どうしたらいいですか?
答え:よだれや食べかすが肌に付着することで、かぶれることがあります。また、よだれや食べかすを取り除こうとウェットティッシュやタオルなどで強くこすり取ることを繰り返すと、皮膚に刺激を与え、かぶれがひどくなる場合があります。
よだれや食べかすはウェットティッシュや濡れタオルで優しく迎えるようにして拭き、清潔に保ちましょう。ごしごしこするのはよくありません。また、軟膏を塗るときは清潔な皮膚に塗布しましょう。万が一汚れが残っていると、軟膏で汚れを保つこととなり、かぶれが改善しにくくなります。一番清潔な時は、お風呂上がり。このタイミングでのケアが効果的です。赤みが強い場合は薬も使いますが、基本的にはワセリン(プロペト)でOK。口の周り、ほほの周り、耳やくるぶし、その他乾燥が強いところ、かさぶたや虫刺され痕など気になる皮膚に塗布しましょう。夜寝ている間の集中ケアは大人も赤ちゃんも同じですね。
薬剤師 中野洋子