「笑顔パワー」で愛されている!愛しているよ!の親子関係をしっかり築いて!

 令和5年も残す所1か月を切ってしまいました。コロナ禍で止まっていた事業が少しずつ元に戻してできるようになった1年でした。今月は最後、クリスマス会を企画しています。ぜひ、みなさんと楽しい時間を過ごしたいと思います。ご参加、お待ちしております!

 先日「子どもを学ぶ地域連携事業」の第1回目として、元教師の米田先生をお呼びして“一人一人の違いを大切に”というテーマで講演会を実施させていただきました。

 やはり最も大切なのは、子どもの発達段階に寄り添っていくこと、そのために昔からの遊びがいかに大切かということをお話されました。

 内容の一部をご紹介いたします。

乳児期
・感覚器官を通じて情報を収集する時期  ・泣くことで発信

 ➡親との養育行動で、基本的信頼感を獲得していく

幼児期
・運動能力(歩行・手の操作)と認知能力(言葉・記憶など)の成長
・しつけによる自己統制能力の成長
 ➡自律性の獲得

就学前期
・表象能力、直感的概念、言語能力、協応運動、巧緻性が発達
・遊びによって積極的な外界への働きかけをするようになる
 ➡積極性の獲得 

 

遊びの大切さ

 ・手先の器用さ・・・お手玉、折り紙、あやとり(推測や目測の力がつく)

 ・体全体と目の動き・・・おにごっこ、かくれんぼ(スピード感や距離感がつく)

 ・言葉遊び・・・しりとり、反対言葉(思考力や言語力がつく)

 ・読み聞かせ・・・イメージ(想像力や言語力がつく、学習の元)

 ・推測・思考・・・迷路、積み木、パズル、かるた(個々の思考や集団での活動)

    ➡脳の活性化=前頭前野の働きを良くする

     スマホ・テレビゲームは前頭前野を使わないので自分で遊びを広げられない。また、体を動かさないため活性化に繋がらない

 

 クリスマスやお正月には、体を動かし、ふれ合い、脳を使うような関わり方をたくさんしてあげてください。そうして遊びの経験値がいっぱい貯めていけるといいですね。

 そして何より「笑顔パワー」で愛されている!愛しているよ!の親子関係をしっかり築いていってください!!  それで十分です!   よいお年を・・・

(特定非営利活動法人やんちゃんこ 代表理事 濱田 英世)