よく食べ、よく寝て、よく遊び”元気に夏を乗り切りましょう!

梅雨明けがやってくると、いよいよ夏本番となってきます。

暑さに負けず元気に!と言いたい所ですが、最近小児科は大変な様です。夏風邪が流行り、インフルエンザやコロナ、胃腸炎。RSに溶連菌、ヘルパンギーナ等々・・・・この季節の変わり目、気温の変化、そしてコロナ禍で行動制限されていたためか、大人も子どもも体力が低下していることも原因の一つではないかと言われています。

これからは、少しずつ大人も子どもも体力、持久力をつけていき、健康な身体作りを目指していく必要があるのかもしれません。

“よく食べ、よく寝て、よく遊び”元気に夏を乗り切りましょう!

 

「よく食べ」

7月は“土用の丑の日”があり、鰻を食べましょうと言われています。一体どのようなことでしょうか?

“土用”は立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間の期間を示す言葉です。昔は日にちを十二支で数えていたので、土用の期間におとずれる丑の日の事を指します。

土用の期間は「季節の変わり目」にあたるため、体調を崩しやすいことから、疲労回復や食欲増進に効果的な食材を食べましょうということだったようです。

鰻は平賀源内が広めたそうですが、他に丑の「う」がつく、うどん・ウリ・梅干し

ウマ・ウシ等の栄養価の高い食材も挙げられているそうです。

たっぷり栄養をとり、元気で夏を越せますようによいう願いが昔から込められている“土用の丑の日”のお話でした。

 

「よく寝て」

睡眠と子どもの発育において、無視できないのが「成長ホルモン」だそうです。小児期には骨や筋肉を発達させ、思春期には性的な成熟を促し、代謝機能にも関わることから、成人期以降は細胞の修理や疲労回復といった役目を担っています。その成長ホルモンが盛んに分泌されるのが睡眠中なのだそうです。

成長ホルモンは寝ついて1~2時間の間に最も多く分泌され、寝不足の子どもは前頭葉の働きも低下するという研究報告があるようです。集中力が続かない、イライラしやすい、落ち着きがない等の傾向が学力にも影響していくのは必然でしょう。

医学的に推奨されている睡眠時間は8~10時間。寝苦しい夜も工夫して、質の良い睡眠をとるようにしたいものです。
 

「よく遊び」

“遊び”の中に“学び”があることは、いつもお伝えしていることです。五感を使い、親子一緒に不思議なこと、面白いこと、難しいことを感じる体験をいっぱいしてください! 夏ならではの水遊び!虫取りに花火!海へ山へ! 健康に楽しい夏を過ごしたいものです!

 

(特定非営利活動法人やんちゃんこ 代表理事 濱田 英世)