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春を満喫しましょう!
3 月後半は、気温が不安定でした。4月に入り、ようやく暖かい春がやってきた!と言えるようになりました。
急に寒くなった日もあったせいか、桜の花もちょうどこれから見頃になってくることでしょう。 桜の花言葉は「精神の美」「優美な女性」また桜の種類別に花言葉があるそうです。
八重桜は「おしとやか」「豊かな教養」 枝垂桜(シダレザクラ)は「優美」
染井吉野(ソメイヨシノ)は「純潔」「優れた美人」 など、それぞれ違うそうです。 桜に関して調べてみると、楽しい情報がたくさん検索されます。
ソメイヨシノは単一の木の挿し木や接ぎ木で日本中に広がったこと。三色団子の意味。
桜の葉には毒がある? 昔はお花見は梅だった。 一度、桜の豆知識もぜひ調べてみてください!!
暖かくなると服装も薄く軽くなっていくので、子どもたちも動きやすくなります。夜に授乳をされている方にとっても、寒い夜から少し楽になってくることでしょう。子どもの動きが活発になってくると、お腹も減るので食も進んだり、疲れるのでよくお昼寝してくれたりするかもしれません。
また、お外遊びも出やすくなりますね。気分がいいこの季節に、ぜひお散歩や遊びに自然の中に繰り出してください。1日中、様々な音が聞こえている生活から脱出して、都会の雑音がない静かな中で過ごすことが、とても大切だと言われています。
私は、子どもたちには何もない所でいかに上手に遊べるか?を教えたいと思っています。何もない広場で遊ぶのは難しいです。何が必要か?
それは“知恵”であり、“今までの経験”と“コミュニケーション力”“協力”
さて・・・
何もない。考えてみてください。どうしましょう。皆さんなら何をして遊びますか? 賢い子どもたちは考えます。今までの経験を元に。どうしたら楽しく過ごせるか?
さぁ、誰かが提案します。“鬼ごっこしよう!” 話し合いが始まります。「何鬼?」
こおり鬼・色鬼? 協力し合い、話し合い、決定!! 賢く育てるというのは、こういうことができる子どもだと思っています。
このお話の元の元は「家族」という単位から始まります。このような子どもに育てるヒントや知恵をたくさんおうちで教えてあげましょう。
遊具がなくても遊べる方法を、お父さん・お母さんがいっぱい教えてあげてください。
石けり OK 虫・花・葉っぱ探し OK 走りっこ OK 色探し OK ほかには?・・・
みんなで、ゆっくり・ゆったり・のんびり・・・ どうか春を満喫してください!!
特定非営利活動法人 やんちゃんこ
代表理事 濱田 英世
【25回目】授乳中の薬はどうしたらいい?
体調が悪くても、頭が痛くても、花粉症がつらくても、授乳中は薬を控えるべき、との考えはまだまだ根強く残っています。今回は授乳時の薬物療法について取り上げます。
授乳中にママが薬物療法を躊躇してしまう理由、それは、自分が内服したり、使ったりした薬が、赤ちゃんが飲んでしまうのではないか、その結果、悪い影響を与えるのではないか、という不安です。母乳は血液からつくられ、飲んだお薬も母乳中に分泌されますが、多くの薬では母乳中に含まれる量はとても少ない量になります。さらに、お薬が含まれる母乳をのんでも、赤ちゃんの血液に届くまでにはお薬の量はどんどん少なくなり、赤ちゃん自身にお薬の影響が出る可能性はとても低いのです。月齢が大きくなり、離乳食がすすんだり、ミルクとの混合栄養によって母乳を飲む量が減ると、お薬の影響はさらに低下します。
薬物療法を理由に授乳を中止した場合、母乳分泌が低下し、母乳育児の再開が困難になることもあります。簡単に母乳育児をあきらめず、本当に中止する必要があるのか、医師や薬剤師に納得できるまで確認することが大切です。わいわいステーションでは、月に1回お薬相談を行っていますので、お気軽にご相談くださいね。
参考文献:国立成育医療研究センター 授乳と薬について知りたい方へ
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/
薬剤師 中野洋子
【24回目】子宮頸がんワクチンは接種した方がいい?
子宮頸がんは子宮の出口に近い頸部にできるがんで、若い女性のがんの中で多くを占めます。日本では、毎年1万人の女性がかかり、3000人亡が亡くなっています。20代から増え始め、30代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人も年間1000人います。子宮頸がんは1982年にヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染で生じることが発見されました。このウイルスは多くの方が性的接触で感染する一般的なウイルスで、ごく一部の人ががんとなります。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。
子宮頸がんは早期発見し、手術等の治療を受ければ、命を落とさず治すことができる病気です。20歳以降は2年毎に健診を受けましょう。またウイルスの感染をワクチンで予防すれば、がんの発症を抑制することができます。
以前、ワクチンを接種したあとに、広い範囲に広がる痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動など多様な症状が現れるとの報道がありましたが、様々な調査研究によって、ワクチン接種との因果関係があるとは言えないと報告されています。この時、ワクチン接種を控えた1997~2008年度生まれの女性に、現在、公費負担によるキャッチアップ接種が行われています。昨夏頃に流通が不安定になったことから、2025年3月31日までに1回でも接種していれば、2025年度中の接種が公費負担になるよう延長されています。もし対象者なのに接種していないのであれば、子宮頸がんを予防できるワクチンの接種を早急にご検討ください。通常は小6~高1での接種となります。実費にはなりますが、男性の接種も世界的には勧められています。
(薬剤師 中野洋子)
今でもなるほどと思える「三寒四温」「寒さ暑さも彼岸まで」
とっても寒い日が続くと思えば、もう4月並みの気温の日が続いたり・・・
「三寒四温」とはよく言ったものです。
この言葉は、もともと中国北東部や朝鮮半島北部で起こる冬季の気候現象で使われていたものだそうで、気候の違う日本では、寒暖の変化がはっきりとあらわれる早春に、寒い日が続いたかと思うと温かくなりというのを繰り返し、冬から春へと季節が変わっていくニュアンスで使われることが多くなったようです。
また「寒さ暑さも彼岸まで」という言葉があります。
これは、夏の暑さも冬の寒さも、彼岸を境にして穏やかになり過ごしやすくなるという意味で、彼岸とは春分と秋分の頃を言います。
ですから、「春分の日を過ぎれば寒さも和らぎ、秋分の日を過ぎれば暑さも落ち着いてくるだろう」という意味になります。
昔からのこのようによく言ったものです。また、今でもなるほどと思えることがすごいと思います。どうか気候の変わり目、体調の変化には十分お気をつけください。
さて、今月は「やんちゃんこ劇団」の公演が22日(土)23日(日)にあります。
8歳から82歳までの老若男女が集まり、ピッコロシアターの劇団員さんから指導を受けて、演じます。
今の時代、いろいろな世代の人たちが一緒に会うことがなかなかないので、とても貴重な体験だと保護者の方々は言われます。
子育てしていく中でも、ぜひ多くの方々と話し、ふれ合う機会を大人も子どもも持ってほしいと思います。いろいろな考え方や見方を知ることで、たくさんの学びを得るからです。
やんちゃんこ劇団も、そうして成長している真っ最中です。お時間があれば、ぜひお越しください! お待ちしております!
特定非営利活動法人 やんちゃんこ
代表理事 濱田 英世