さて、ワクチンのお話。新型コロナワクチンの話題で『副反応』という言葉も一般的になりました。ワクチンも医薬品の一つではありますが、治療薬ではないため、ワクチン接種によって起きる思わしくない事象を副反応と言います。ワクチンの副反応でよく起きるのは接種部位の発赤です。実際に局所反応が多いワクチンは四種混合で、まれにひじを超えて腫れることもありますが、症状がひどい場合は腫れをとる薬などで対応します。他には熱がでることがあり、麻疹や肺炎球菌は発熱することがよくあります。安静に保ち、経過観察で、よくなることがほとんどです。ワクチン接種の前後は、無理な生活はせず、ゆったり過ごすようなスケジュールを立てておきましょう。