くすりの話
32回目【薬の飲ませ方、使い方の工夫】
2021年12月01日
薬を飲ませるのが大変、塗り薬を塗らせてくれない、そんな保護者のお話を聞くことがあります。頑張って飲ませないと！頑張って塗らないと！と力を入れすぎていたり、このお薬大丈夫かな、効くのかな？塗らなくてもいいのかな？と不安に思っていたり・・・。そんな気持ちは子供に伝わり、拒否してしまうことも多いですよ。いつもと違う保護者の姿に、お子さんはびっくりして、構えてしまうのでしょうね。
まず、お薬を使う時は、説明をしながら使いましょう。説明してもわからないからと、その部分を省いてはいけません。説明することで、お子さんもなんかいつもと違うけれど頑張った方がいいみたいだなと気付き、説明できる保護者の態度がお子さんに安心感として伝わるのです。上手に飲めたら、沢山ほめてあげましょう。そして、お薬はお子さんの手の届かないところに保管しておきましょう。
（薬剤師 中野洋子）
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