くすりの話
31回目【インフルエンザの薬】
2021年11月06日
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。 38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等全身の症状が突然現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。健康な大人は、安静に保つことで治癒する疾患ではありますが、2歳未満は薬物療法の積極適応となっていますので、速やかに受診してください。また、小児・未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあるので、自宅において療養を行う場合、少なくとも発症から2日間、一人にならないよう配慮しましょう。いずれの薬も発症48時間以降は投与できませんので、発症後速やかに受診することが大切です。(薬剤師 中野 洋子)
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News2018/09/18より