やんちゃんこ2つのブログ

くすりの話

15回目【目薬(点眼薬)子供編】  

2020年07月05日

 

目やにが出たり、充血したり、感染症などで炎症が強く出ているときには、乳幼児であっても点眼薬を使用します。点眼薬は全身性の副作用を予防でき、局所に効果を十分に発揮させることができます。子供の上手な目薬のさし方をご紹介します。
① 手を石鹸で洗う。まぶたに汗などが付着している場合はぬぐいとり、清潔にする。
② 子供の頭を膝枕するなどの姿勢で恐怖心を下げて安心して点眼できる雰囲気にし、下のまぶたをひく。上まぶたには触れない。
点眼薬を押して、1滴だけ目の中におとす。  容器の先が眼やまぶたに 触れないように注意する。
④まぶたを静かに閉じ、あふれた点眼薬 は清潔なガーゼやティッシュで軽く抑えて、ふき取る。泣いているときは点眼しない。
可能であれば点眼薬が鼻の奥に流れてなくな ってしまわないように、目頭を指先で1分間押さえる。
イラストのようなスタイルでの点眼方法もあります。頑張って点眼できたら、たくさんほめてあげてくださいね。
(薬剤師 中野洋子)