くすりの話
11回目 【ワセリン】
2020年02月02日
白色ワセリンをご存知でしょうか?
白色ワセリンをうまく使うと、スキンケアがしやすくなります。★乾燥(かさかさ)がひどい(足、腕、口の周り、耳など)
お風呂上がりの全身には保湿効果のある乳液などを塗布、乾燥のひどい部分に局所的にワセリンを広めに伸ばす。赤くなったり痒くなるのを防げます。
★おむつかぶれ
お風呂上がりの清潔な時に、肛門の周り、足の付け根など汚れが付きやすい部分、赤みを帯びている部分に塗布。汚れをつきにくくし、おむつかぶれを防ぎます。
★湿疹のあとに
ステロイドなどの外用剤で赤みがひいたあと、1か月ほどワセリンで皮膚を保護するスキンケアを継続すると再発予防につながります。正常皮膚になるまで続けましょう。
白色ワセリンの中でも精製度の高い「プロペト」は寒いときでもやわらかく、使いやすいです。病院で処方できますが、薬局・ドラッグストアでも購入できます。
(薬剤師 中野洋子)