粉薬　その１

 

初めて飲ませるときに、戸惑わないように、いくつか飲ませ方をご紹介します。

＜水で溶く＞

溶く水はほんの少し（１０ｍL程度）で、一口で飲める量にします。小さな容器やスプーンに薬を入れ、水を加えて混ぜて一気に飲ませます。スポイトを使ったり、ストローで吸い上げてもよいでしょう。すばやくお白湯などでお口直し。

＜粉薬を直接口へいれる＞

３歳ごろになると、水で溶かさず粉薬を直接口に入れて飲める子どももいます。うがいができるようになったら、うがいスタイルで口に水を含みながら子どもに口を開けさせ、そこへ粉薬を直接入れます。飲みこんだらすぐ後に、水や湯ざましを口に含ませてごっくん。口の中に薬の味をなくします。

＜薬をねる＞

小さな器やスプーンに粉薬を入れ、数滴の水をたらし、だんご状に練ります。だんごを手に付け、口の中の上側、ほっぺの裏のあたりに塗りつけ、お白湯でごっくん。（整腸剤、下痢止めなどの粉の量が多い時におすすめ）　　　

 

服薬指示が食後でも、食前での内服が可能な薬が多いです。食後より食前の方はのみこみやすいので、医師や薬剤師に服薬のタイミングを相談してみるとよいでしょう。本人にも薬の必要性を説明し、服薬できたら沢山ほめてあげましょう。　薬剤師　中野洋子

 

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