くすりの話
14回目 【目薬(点眼薬)】
2020年06月04日
目やにが出たり、ものもらい、疲れ目、乾燥する時、花粉症などのアレルギー性結膜炎など目薬をさします。上手にさすと、副作用を予防でき、効果を十分に発揮させることができます。大人の上手な目薬のさし方をご紹介します。
① 手を石鹸で洗う。まぶたに汗などが付着している場合はぬぐいとり、清潔にする。
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② 上を向いて下のまぶたを人差し指でひき(あっかんべーをする)、他の指は握り、頬の上におく。もう片方の手で点眼薬を持ち、その手首をあかんべーしている握りこぶしの上におく。
③ 点眼薬を押して、1滴だけ目の中におとす。容器の先が眼やまぶたに触れないように注意する。
④ まぶたを静かに閉じ、点眼薬が眼の表面全体に行き渡らせる。あふれた点眼薬は清潔なガーゼやティッシュで軽く抑えて、ふき取る。
⑤ 点眼薬が鼻の奥に流れてなくなってしまわないように、目頭を指先で1分間押さえる。
(薬剤師 中野洋子)