やんちゃんこ3つのブログ

小児の感染症と薬のお話

その12 RSウイルス

2019年03月03日

 

春らしい日差しに、気持ちもうきうきしてきます。うきうきし過ぎると自律神経が乱れやすく、体調を崩しやすくなるので、いつも以上に早寝早起き朝ごはん、を徹底して健康な体を維持しましょう。

 さて、今回はRSウイルスです。9月ころから増え、春にはおさまっていましたが、近年は年中流行している印象があります。感染力が強く、潜伏期間は2~8日、発熱鼻水などの症状が4~6日持続します。多くは軽症ですみますが、咳がひどく、喘鳴、呼吸困難などの症状が出現すると細気管支炎、肺炎へと進展します。特に早産児や基礎疾患のある2歳未満、健康でも1歳未満の場合重症化することがあります。特効薬はなく、痰や鼻水を出しやすくする薬、咳をとめる薬、吸入薬、解熱薬、必要に応じて入院して酸素投与や水分と糖分補給の点滴を行います。成人が感染しても風邪程度で済むことが多く、風邪をひいている場合にはマスクをしたり、手洗いをいつも以上に徹底して、乳児に感染させないことが大切です。兄弟が感染した場合も同様です。
(薬剤師 中野洋子)