やんちゃんこ3つのブログ

小児の感染症と薬のお話

その11 中耳炎

2019年02月04日

 

インフルエンザが流行しています。帰宅したら、玄関でコートを脱ぐ、手を洗う、うがいをする、を行って、部屋に病原性のあるウイルスや細菌を持ち込まないことが大切です。

 さて、今回は中耳炎です。数日から1週間程度、鼻水など風邪症状のあとに耳の痛みを訴えます。3歳くらいまでは痛みの訴えができず、「機嫌が悪い」「泣く」が続くことで気づくこともあります。中耳炎の起因菌は肺炎球菌、インフルエンザ菌などのことが多く、抗生物質(抗菌薬)が処方されます。保育園などの集団保育では、起因菌が薬への耐性を持っていて、効果がでにくく、治りにくい場合も多いです。抗菌薬は服薬回数を守って、処方されたに日数を内服することが大切です。登園で服薬できない場合は「朝、夕方、寝る前」に服薬ずらしたりして、服薬回数を確保しましょう。また、鼻水が耳に流れて中耳炎になっていますので、鼻から鼻水を出すことが早期治癒につながります。鼻をかむ練習をしたり、できなければ鼻を吸引するのが効果的です。内服薬では痰を切る薬も処方され、鼻水を出して、粘膜を整える効果が期待できます。
(薬剤師 中野洋子)