やんちゃんこ3つのブログ

小児の感染症と薬のお話

その8 インフルエンザ

2018年11月03日

 

 木々は紅葉し始め、見上げれば青空は透き通っていて、すっかり秋らしくなり、冬が近づいてくるのを感じさせます。空気が乾燥し、感染症がうつりやすい時期でもあります。親子で手洗い、うがい、こまめな水分摂取を心がけましょう。
 さて、今回はインフルエンザです。1~2日程度の潜伏期間後、38℃以上の高熱が3~5日持続し、筋肉痛や咳、鼻水などの症状が現れることがあります。ワクチンは予防の効果が期待でき、10月中旬~11月上旬の接種がおすすめです。0歳児はワクチンの効果が表れにくいため、保護者がワクチンをうちましょう。もし、インフルエンザと診断されたら、解熱鎮痛薬、咳止めや鼻水止めの対症療法の他、インフルエンザ治療薬が処方されることが多いです。10代にはインフルエンザ治療薬の使用制限がありましたが、本年8/21に解除となりました。ただし、転落死事例があったため、今後も異常行動への注意は必要です。また、今年は1回の内服のみで治療可能な新薬ゾルフーザも登場して、治療の選択肢が増えました。インフルエンザは必ず発症する病気ではありません。栄養と休養をしっかりとって、日々元気な体つくりをして、病気になりにくく、なってもすぐに治る体つくりをしていきましょう。
(薬剤師 中野洋子)