やんちゃんこ3つのブログ

小児の感染症と薬のお話

その2 hMPV

2018年05月01日

 

 保育園や幼稚園に登園しはじめると、新しいお友達との交流の中で病原ウイルスのやりとりがあって、熱が出て、咳が出て、鼻水が出て、という状況におちいります。病気にならないようにしたいですが、病気なってもしっかり戦える体作りをしたいものです。そのためには規則正しい生活、睡眠、栄養の確保、たくさん遊ぶこと、手をきれいに洗うこと。親子で健康な生活ができるといいですね。
 さて、今回はhMPV(ヒトメタニューモウイルス)です。2001年に発見され、今は確定診断できるキットがあります。咳、熱、鼻水、ぜーぜー(ヒューヒュー)という呼吸、さらにひどくなると呼吸困難になることもあります。大人は風邪程度ですみますが、乳幼児の場合は重症化しやすく、肺炎になってしまうこともあります。1週間程度で症状は改善します。RSウイルス感染症とよく似ています。特効薬はなく、高熱が持続し、水分摂取できない場合は適宜、解熱剤の坐薬を使用します。また、咳、鼻症状に対しては、咳止めと痰きり、抗ヒスタミン薬で症状を緩和させて、体力を温存することで免疫力を維持させて、治癒にむかわせます。
(薬剤師 中野 洋子)