やんちゃんこ3つのブログ

小児の感染症と薬のお話

その1 突発性発疹

2018年04月01日

 

 新年度が始まりました。特に春は自律神経が乱れやすく、新年度がはじまりため生活が変化することも多く、体調を崩しやすい時期です。睡眠、栄養をしっかりとって、元気にすごしたいものです。
 乳児期の初めての発熱が突発性発疹というほど乳児に多い病気です。突然の高熱が3日間ほど続き、解熱前後の数日間の発疹を特徴とするウイルス感染症で、予後は良好です。発熱時には、哺乳をこまめに行い、水分摂取が絶えないようにしましょう。原因はヘルペスウイルス6か7であることが多く、その後は潜伏感染状態となり、断続的に唾液中から排泄されます。母体からの移行抗体が存在するため、抗体が減少してきたときにウイルスを経口的あるいは経気道的に乳児に感染すると考えられています。特効薬はなく、高熱が持続し、水分摂取できない場合は適宜、解熱剤の坐薬を使用します。発熱時には診断はむずかしく、発疹出現により診断がつくことが多いです。      
(薬剤師 中野 洋子)