先月号『脳科学・川島先生のお話』の実践版!?
12月になりました。最近、テレビでは何かと“平成最後の○○○”という言い方をしています。そのような言い方をしなくても・・・と思いますが、平成30年12月の大晦日というのは今年限りとなるわけですし、歴史の変わり目に居る!という時に巡り合うということは、大変貴重なことなのかもしれないと思うようになりました。
「昭和」という元号から「平成」に変わった時のように、私たちが経験したことを子どもたちに語り継いでいくという役目を果たしていかなければならないのだと思っています。どうか“平成最後の年末、年始”が思い出に残る良い日々となりますように!!
さて、今回は11月末に塚口小学校で行われた図書館教育についての研究大会に講師として来られた、子どもの本専門店「メリーゴーランド」代表増田喜昭氏と童話作家の二宮由紀子氏の講演会での内容をご紹介致します。
*絵本は・・・
・まず「表紙」があります。
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開くと一面模様になっています。ここを「見返し」といいます。ここは劇場に
例えると幕が降りている状態を意味しているそうです。
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そして開くと再度タイトルが出てきます。ここを「とびら」といいます。
いよいよお話の旅が始まりますよということを表しているのだそうです。
↓
そこから1ページずつ、ページをめくってお話が進んでいく! そして最後に
もう一度後ろの「見返し」が現れて幕が降りて終わりとなるのだそうです。
こうして表紙を開いてさまざまな世界に入っていく、この行程を大切にまた楽しんでほしいのだと言われました。
*昔読んだことのある本を再読してみてください!
・昔、感じたイメージや場面が変わって感じることがあります!
・これこそが読書の面白いところであり、良さなのです。
・子どもの頃に感じたことと大人になって読み返して考えたことを比べてみると
また新しい物語に出会えます!
先月号の脳科学の川島先生が”読み聞かせ”の大切さをお話されたことの実践版のようでした。ぜひスマホの動画よりたくさんの絵本を子どもたちに出合わせてあげてください!!
(特定非営利活動法人 やんちゃんこ代表理事 濱田 英世)